カッパピア
物件の所在地:群馬県高崎市
あし:JR高崎駅西口より高崎観音方面行きバス乗車
なお、当物件は’03年11月末で閉園いたしました。
もう行けません。
今回紹介いたします物件は「閉園」がきっかけでその存在を知ったという、
少し残念なケースです。
鉄道雑誌などでもほとんど取り上げていないのではないかと思いますが、
その園内にはケーブルカーや豆汽車が走っており、
いかにも昭和の遊園地という感じでした。
最近は閑古鳥が鳴く様相だったそうですが、
閉園を前に、取材日は大変な混雑でした。

高崎駅前からはこんなバスが出ています。
愛称「ぐるりん」。
色々な系統の市内循環という感じです。

ケーブルカー乗り場。
この日の一番人気?
山の上には観覧車(吹きさらし)しかないのですが・・・

ケーブルカーは2両。
どうやら交走式の一種のようです。
屋台のようですが、イラストがかわいらしいです。
その後、このイラストの女の子は「こえだちゃん」であると判明。
(入間郡さま他のHPにて確認)
「こえだちゃん」といえば「こえだちゃんと木のおうち」で有名なキャラクター。
「こえだちゃんと木のおうち」というのは女の子向けのオモチャです。
♪こえ〜だちゃんと〜木のおうち〜とかCMやっていたものです。
木の上の方がガバーンと上がってその中が家になっているのです。
鬼太郎の家よりずっと広かったような気がします。
(アニメ化とかはされていないと思います)
迂闊でした、こんな所に残っていたとは。
ちなみにもう一つの車体に描かれているのは「みきちゃん」というそうです。
「こえだちゃん」の恋人だそうです。いいなあ、若いのに(爆)

下には係のお姉さんが。
この電話で上と連絡をとるようでした。

すれ違うケーブルカー。
林の中を走るので眺めはあまり良くないのですが。

レールは普通の鉄道のよう。
しかしタイヤによる車止めとは・・・

索は二本のリフトカー形式。
上側にはイラストはありません。
この写真で判るかも知れませんが、
刷毛塗りなのです。
この札には「急に止まりますのでご注意下さい」
と書いてあります。

途中アーチ型のトラス橋を渡ります。
降りる方はがらがらだったりもしました。

山上駅です。
この下に巻き上げ機があるはず・・・

これが運転室。
作りは簡単なものでした。

結構おじさんがいい味出していたので・・・

おそらく園内用に使われていたであろう、
バスの廃車体。

「銀河鉄道」には登坂用補助レールがありました。

頑丈に組まれた鉄骨の上を通過するのは、
ジェットコースター。
こんな所を走るのも怖いものですねえ。

お金を入れて走るモノレール。
こんなの初めて見ました。

親子連れでも乗れそうですね。

後ろ側から。
三車体連接?

こんな豆汽車も走っていました。

かつては弁慶号を縮尺した車両だったようです。
この説明書きもいいですね。

群馬県磯部は舌切り雀の伝承地。
と言うわけで(?)、こんなトンネルをくぐります。

登場当時のケーブルカーの写真を複写させていただきました。
同じモノは11月末まで展示されています。
形は今と変わりませんが「フェアリー号」と命名されていたようです。

もう一台は「エンゼル号」。
山上には観覧車も見えます。

組立中のトラス橋。
あれ、背後に電気機関車が・・
ここはどこ?

設置中のトラス橋。
当時の職人さん達の姿が判ります。
あと、昔の仮面ライダーがサイクロン号に乗ってきた写真もありました。
他にも「カッパピア」の時代とともに移り変わってきた
(あるいは変わらなかった)様子が閉園まで展示されています。
今まで行ったことのない方にも、なにか懐かしい感じがしますので、
行ってみてはいかがでしょうか?
残念ながら無理です、もう。
失敗1:雀のお宿の中に入りませんでした。
恐るべき世界が展開されていたようです。
失敗2:「びっくりハウス」に入りませんでした。
なんと0系新幹線の良くできた壁画があったようです。
失敗3:廃墟同然となっている遊具群の中に、
水中翼船のような乗り物があったようです。
撮っていません。
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